ブログ
2015/05/04
ブログ
歯科用麻酔とアレルギー:アレルギー体質の人は要注意!
今日は子供たちと映画に来ています。
カフェでのんびりとしていますが、人が多いですね。
キシロカインとシタネストを常在しています。
通常はキシロカインを使用します。
シタネストに比べて麻酔の効果が高いということがあります。
キシロカインは麻酔剤がリドカイン、そしてその効果を持続させるための
血管収縮作用のあるエピネフリンが配合されています。
(血管収縮作用のあるエピネフリンが配合されていると局所に麻酔剤が停滞
してくれるため、麻酔効果が持続します)
一方、シタネストは麻酔剤がプロピトカイン、血管収縮剤がフェリプレシンをが
配合されています。
フェリプレシンは子宮収縮作用と分娩促進作用があるため妊婦さんには使用できませんが、
キシロカインについても、基本的には虚血性心疾患には大量に使用しない方がよいとされています。
さて、本題ですが、特に化粧品に敏感な方はよく覚えておいて欲しいのですが、
化粧品に敏感な人は防腐剤のパラベン(パラオキシン安息香酸エステル )が
原因のことが多いとされています。
そしてパラベンは局所麻酔薬にわずかに配合されています。
つまり化粧品で肌荒れを起こした人は歯科麻酔でも注意するべきです。
ほとんどがパラベンが原因であるのですが、全体からアレルギーがある人も
極々わずかです。
よしなか歯科クリニックではパラベン無配合の局所麻酔薬を使用しております。
ご心配の方は遠慮なくご相談下さい。
さて、キシロカインアレルギーの人もいます。
キシロカインアレルギーの場合は、、、これについて次回お話したいと思います。