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2015/03/03
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半分だけ・・・??ー帯状疱疹のお話ー

雨ですね、嫌な天気です。
みなさん、ビタミンちくわって知っていますか?
長野県では常識のちくわだそうですが、県外、もちろん大阪では誰も知らないのでは
ないでしょうか。大阪の紅ショウガの消費率も半端じゃないくらい多いのも県民性
なんでしょうか。

さて、、
大分入れ歯の話が続いていますので今日は身内の話をまじえてお話をします。

帯状疱疹はご存知でしょうか。
比較的知られているものですが、水痘・帯状疱疹ウイルスVaricella-Zoster virus
が引き起こすウイルス感染症です。

一度感染を起こすと再帰感染を起こすことがありますが、知覚神経の奏功に一致して
痛みを伴うので、かなり痛いとよく言われます。

この帯状疱疹、神経に沿って感染するため、身体半分のみに感染を起こすという特徴的な
発症をします。
身体の中央で神経の支配が分れる(繋がっていない)ので、見た瞬間にわかるぐらいなのです。

さて、身内というのは義父です。
ゴマ団子のような熱い食べ物を食べて火傷をしたと相談がありました。
そのときは火傷でしたので、様子を見ましょうということになり、軟膏を塗布してもらうようにしました。
一週間後、痛みが酷くなったという電話連絡があり、来院してもらうと、



こんな状態でした。
半分だけ水泡が。
あれ、最初見たときは火傷だったのに??
と思ったのですが、おそらく火傷などで栄養補給が悪くなり、発症したのかと推測します。
この痛みを放置しておくと、顔面神経麻痺や耳痛を伴うRamsay-Hunt症候群に移行することもあるため
抗ウイルス薬を処方しました。
以前、バルトレックスが著効した経験を持つため処方したのですが、一週間で痛みはほぼ消えました。


大きい水泡は残りましたが、ほぼ消失し、痛みもなく通常の生活ができるとのことでした。
痛みが持続する場合は早めに相談頂くことをおすすめします。

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