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2015/01/02
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感染の窓
おはようございます。
雪がすごかったようで各地で大変なようですね。
家に帰るにも雪で坂を登れず、タクシーが乗車拒否、自力でとぼとぼ(つるつる?)
歩いて帰ったという知り合いがいました。
今日も少し医院に行ってお仕事をしてきます。
さて・・「感染の窓」についてお話を書きたいと思います。
子どもにキスをしたり、口移しや同じスプーンで
食べさせることがあるのではないでしょうか。
もともと赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌がいません。
子どものむし歯菌はほぼお母さんから感染すると言われています。
その原因が最初に書いた口移しなどで感染すると言われています。
実際のところ、無菌のまま一生を過ごすことはできないので、感染させてしまうことについて後ろめたさを感じなくてもいいと思っています。
大事なのは感染した菌の質と正しい知識と対策を身につけることです。
つまりお母さんの保有する菌が子どもへ感染するという事実は変えることはできませんが、お母さんがご治療・ケアなどで自身の歯を守って保有する菌種を減らすことは可能です。
1993年にCaufieldが発表した論文では、生後19か月から31か月の間にこの感染が集中していると言われています。およそでいうと1歳半から2歳半、乳臼歯が生えだしてから生えそろうまでの期間です。
この時期を『感染の窓』
特にこの期間に家族やお子さんの口腔ケアに注意していただくことがいいと考えられます。
むし歯菌が多くなれば感染のリスクが高くなります。
むし歯菌が多いお口のお子さんはそれだけむし歯となるリスクが高くなります。
もちろん、間食や食の質(甘いものが多い)なども改善をすることも大事なことです。