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2014/12/21
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お子様とお母様へのお願い
歯医者は最初は楽しいものでありません。
いきなり知らない世界に連れられてくるわけですし、不安も一杯だと思います。
小児歯科ページでも書いておりますが
○最初が肝心です。
まずは一つひとつできることをステップアップしていくということが重要になってきます。
子どもの時期は多感で、抑えつけて治療を行うということはトラウマとなり、将来的に歯科治療に対して受け入れてくれなくなります。これが成人になってからも出現する場合もあります。
そのため、よぼどの症状や状態でない限りは抑えつけてということは行いません。
まずは歯医者で定期的に受診してもらうことで、私たちに慣れていってもらう、そしておともだちになることですすんで受診・治療できるようになってもらうことが目標です。
イベントを行っている根本の目的はそこにあります。
話が少し逸れましたが、初めての歯科受診は大切になります。できれば、むし歯もない、痛くもない時の検診が初診となることが一番よいと思います。
○定期検診を受けて頂くことが重要です。
上でも書いたとおり慣れていってもらうということも大切になりますが、むし歯(や歯周病)を最小限に食い止めるとも重要になります。
子どもさん自身の歯みがきや仕上げみがきのチェックを行います。
以前にも書いていますが、子どもの歯がある時代は大人の歯ならびを作る大切な準備期間です。
○ご家庭で脅すのではなく褒めてあげて下さい。
歯を磨かないと歯を抜いてもらうよ、や宿題をしないと痛い注射をしてもらうよ・・・このような歯医者さんに対して怖い思いの植え付けは止めて下さい。
子どもさんの成長には褒めることが大事と言われていますが、歯科でも同じで、治療が終わった後に「よく頑張ったね」と声をかけてくれると子どもさんもこの次も頑張ってくれます。
○ウソはダメです。
ウソをつくつもりではないとは思うのですが、治療の内容についてお話をされると、歯医者さんがウソをついたということになります。ここで信頼関係が崩れてしまうので、注意して下さい。
例えば、「今日はお口の中見てもらうだけだからね」と言ってしますと、子どもさんにとっては、歯を削ることはおろか、レントゲンを撮ったり歯みがき練習をすることもウソをつかれたと思ってしまい、その後歯科治療が困難となることもあります。
○頑張れるのならば一人で治療を。
子どもさんも不安ですし、お父さんお母さんも不安なのもわかりますが、子どもさんは思った以上に頑張ることができます。お父さんお母さんが隣にいると助けてくれると思って甘えてしまうこともあります。
(年齢によっても違いがあるのですが)できれば一人で診療室に入ってもらい、待合室で思いっきり褒めてあげましょう。