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2014/12/01
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マウスガードの応用:リッププロテクター —楽器演奏で唇に口内炎ができたら—

12月になりました。

残り1か月、頑張ります。

マウスガードはスポーツに使用するものですが、スポーツ以外の使用方法について

少しお話をします。

あるコミュニティで質問が出てお答えさせて頂いたので少し取り上げてみます。

慢性的な外傷ですが、吹奏楽などで、リード楽器(先日はクラリネットでした)リードをくわえるときに唇を巻き込んで歯と直接触れないようにするのですが、歯が唇に当たる部分に傷(口内炎)ができてしまい、痛くなるということがあります。

口内炎ができてしまうと楽器がくわえにくくなり、演奏に支障をきたすということが質問の内容であったのですが。

世の中にはリッププロテクトというものがあります。

こういうものをレディーメイド、つまり個々にあったようにできていないのですが、ガサガサしてしまい、

つけているとかえって吹きにくかったりするということがあります。

同じようにカスタムメイド、つまり、個々の歯にあったプロテクターを作ることができます。

また、こちらのよい点は、スポーツでの外傷と違って、厚みを確保する必要がないため、極薄のものを使用でき、これで歯の圧迫による外傷を防ぐことができ、かつ薄いため、吹奏時の違和感が比較的少なく、ぴったりしています。

作製には半日程度で十分なので、急を要する場合でもすぐできます。

こういった口内炎は歯の形態や歯列の問題もあるのですが、ほとんどの場合は正しいアンブッシャー(口の作り方)ができていなく、強い力で噛みこんでいるため、本来は正しいアンブッシャーを獲得することが大事になってきます。

逆に言うと、正しいアンブッシャーを獲得していれば口内炎はほとんどできません。一つの基準として加えたときにオトガイ(あごさき)にしわがいかないぐらいがよく、吹いているときにマウスピースがいそうです。

なお、作製の際は一般のマウスガードと違い、前歯だけでよいので一回で3名(3回)分を作成することもできます。

学校単位で連絡頂くと上記の理由でお安くできると思います。

大会前などでどうしてもという場合はご相談下さい。


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