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2014/11/28
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歯ブラシの選び方

おはようございます。

今日はどのように歯ブラシを選ぶべきかということをお話しします。


歯ブラシをどうやって選びますか?
かたい歯ブラシがが好きな方もいれば、やわらかめが好きな方もいると思います。中には家にあるものを適当に・・という方もいるのではないでしょうか。
また、小さいお子様には子供用の歯ブラシが、なんとなく恥ずかしくて大人用歯ブラシを使われている方も多いでしょうね。
ですが、歯ブラシ選びは年齢や好みで選ぶのではなく、お口の状態や磨き方に合ったものを選ぶ必要があるのです。

例えば、歯周病の方がかための歯ブラシを使ってゴシゴシ磨いてしまったら、歯茎にダメージを与えてしまいます。
わかりやすく言うのであれば、腕を怪我した場合、その部分は特にデリケートに洗う、中には水洗いのみにしたりしますよね。

また、歯間ブラシや部分ブラシ、デンタルフロスなどの清掃器具を併用する必要もありますが種類やサイズがたくさんあります。
これは、歯周病の程度、矯正治療中であるか、インプラントなどの特殊な治療を行っているかなど、様々な条件によって清掃器具を追加する必要があります。

日本人の口は小さいため、ヘッドはなるべくコンパクトなものを使用して下さい。
そして毛先が開いてきたら新しいものに交換する。
また、汚れた歯ブラシには、目には見えない雑菌が繁殖しています。
そのため、使用後はしっかり洗って乾燥させておくとよいです。
歯ブラシの選び方や使用方法について不明な点があればご相談下さい。



具体的に示しますと・・・


歯並びや口の大きさに合わせて歯ブラシの大きさを選び、歯肉の健康状態に合わせて毛の硬さを選びましょう。

歯ブラシの大きさについてはそれぞれのステージで選択する必要があります。

乳歯が生え始めてから永久歯がそろうまでの子供には歯列に合った歯ブラシを使うことが大切です。

●仕上げ磨き用歯ブラシ
 乳歯の生え始めにお父さんお母さんが磨いてあげる歯ブラシです。
 生え始めは歯肉との境目を磨くため、歯肉を傷つけないやわらかい毛の硬さです
 お父さん・お母さんが持ちやすい形になっています。

●乳歯用
 乳歯列期に用いるものはお子さんが自分で磨くものです。
 小さい歯に合わせた子どもさんが持ちやすい形・太さになっています。

●生え換わり用
 永久歯に生え換わる時期はキレイな歯列ではなく必然と凸凹になります。
 特に最初は第一大臼歯が磨きにくいため、第一大臼歯に届きやすい長さになっています。
 また成長期の子どもさんが持ちやすい太さになっています。
 
●成人用
 完全に生えそろった時期は一般的には歯と歯肉の境目等を磨きやすいものを使用します。
 頭が大きなもの、奥歯まで届く標準的な長さのものになります。

●ワンタフトブラシ
 一列だけの特殊なものです。
 親知らずや孤立した歯など、特殊な条件で一般的な歯ブラシでは磨けないような場合に使用します。
 磨く効率が悪いため、1カ所をターゲットにした歯ブラシです。
 柄は細く長いものとなります。


毛の種類ですが、一般的にはナイロンのものが多いです。
中には動物の毛(豚毛)のものもありますが乾きが悪く細菌が繁殖しやすいと
言われているのでおすすめしません。

毛の性状ですが、極細のもの、山切りカットのもの、毛先が球状のものなどがありますが、
これについては、一般的な形状のものでいいかと思います。




歯ブラシの硬さは何を目的にするか、で決めます。

歯垢の除去能力は 
かため>やわらかめとなります。

歯ぐきへの優しさ(傷つけない)はやわらかめ かためとなります。

一般的には歯周病の状態によって選択しますが、かためを選んでかつ、磨く力が強い人の場合は
歯がすり減る事もありますので、その場合はやわらかめを指導します。

簡単に考えるとふつうのかたさを選択するといいですが、お口の状態にあった歯ブラシが知りたいという方がいればご相談下さい。


歯ブラシの交換時期は上でも書きましたが、毛先がタワシのように拡がってしまっている場合は磨く能力が落ちますので交換して下さい。

目安としては1−2ヶ月に1回交換となると思って頂くとよいかと思います。



電動歯ブラシは基本的には磨く能力が高いと思われがちですが、上手く使用しないとかえって汚れが残ったりしますので使用にはご注意下さい。




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