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2016/08/24
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歌を歌うことの効用

施設では、食事の前に「パ」「タ」「カ」「ラ」を発音してもらっているところも
多いです。これは食事の前に舌の動きを円滑にし、食事のときに舌が滑らかに動くことを
狙ったものです。

同じように施設では歌を全員で歌うようにしているところもあります。
歌うこと、大きな声を出すこと、これらも口腔の機能を維持するために
重要なこととして認知されています。

もちろん、心のケアとしてカラオケが注目されたことがあるようにストレスを
解消するという意味もあります。

口の周りの筋肉を多く使う音楽家はお若い方が多いという印象があります。
Spainで有名なチックコリアは75歳、Sax奏者であるウェインショーターは82歳。
あの年で今だに素晴らしい演奏をされるのには脱帽します。
手先を、あるいは口腔周囲筋を使用するからか、若々しいですよね。
これはプロに限らず、アマチュアでも音楽をされている方は若々しいと感じます。
ただ、音楽に限ったことでなく、運動をされている方も同じです。
非科学的な言い方ですが、生きがいややりがいを強く感じている、気持ちが若い方は
身体も若いことが多いですね。

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