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2016/07/22
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ノンクラスプデンチャーの材質には様々なものが
ノンクラスプデンチャーは様々な材質があります。
それぞれ、長期に安定している(劣化しにくい)、強度に優れている、
変形しないなどの特徴を有しています。
異種材料であるため、PMMAレジンとは接着しないということがありました。
修理やリベース(入れ歯の裏を合わせなおす)を考えれば、接着しやすいものが
いいと考えられます。
さて、材質を大きく系統で分けると次のようなものがあります。
●ポリアミド系
●ポリエステル系
●ポリカーボネート系
●アクリル系
●ポリプロピレン系
この中で、ポリアミド系は、一般的な義歯のレジンとは接着しないため、
修理などが困難であると言えます。
ポリカーボネート系は剛性が高いという特徴を有しています。
また、義歯洗浄剤も次亜塩素酸系や強アルカリ性のものは劣化させるため
使用ができなかったりと、いろいろと考えるべきことがあります。
あまり硬い毛先であれば傷つけることになるので、柔らかい毛先のブラシで
ノンクラスプデンチャーを磨く必要がありますし、清掃方法をとっても
注意しないといけないことがあります。
とは言うものの、クリニックで希望されて作製した方は満足して使用されている方が
多いのも事実です。適用さえ間違えなければ良好な結果が期待できます。