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2016/07/07
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根未完成歯の根管治療のアプローチ2−アペキソジェネシス−

幼若永久歯は根が完成していないのですが、
根未完成歯と呼ぶのは先日お話しました。
この未完成歯は歯髄が根の先を作っていくのですが、

アペキシフィケーション(apexification)と対をなすもう一つのアペキソジェネシス(apexiogenesis)は
歯髄が一部保存が可能なときに非感染歯髄を残し、根が完成するのを期待する方法です。

歯髄は歯冠部歯髄と歯根部歯髄にわけられますが、歯根部歯髄を残し、水酸化カルシウムを
置き、混尖部が完成するのを待ちます。

レントゲンで緊密に根管充填ができる状態と確認できた後に根管充填を行います。

アペキソジェネシスは理想的な根尖の治癒形態であるのは明白なのですが、
この治療を行うためには、歯根部歯髄が感染を起こさず生きているということが条件となります。

患者さん側にとっては2段階に根の治療を行うことになるので、しっかりと説明をして
治療の目的についてしっかりと理解して頂くことが重要となります。

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今日は7月7日、七夕ですね。「たなばた」と何気なく読んでいますが、
元々は先祖の霊に着せる服を機織(はたおり)で作り、棚に飾ったところから
「棚機」(たなばた)、そしてこれが7月7日に行われたところから転じて
読むようになったそうです。ちょうど四月一日を「わたぬき」と読むのに似ていますね。

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