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2016/04/01
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難しい抜歯
抜歯をする際には、簡単な抜歯と難しい抜歯というものがあります。
(歯を抜くという行為に限定します)
簡単な抜歯の場合というのは、歯がグラグラしている、いわゆる歯槽骨に
よる支持がほぼない場合です。
また、むし歯が進行していない歯も比較的簡単な場合が多いです。
逆に簡単でない抜歯は、矯正治療の一貫として抜歯する歯槽骨による支持が
しっかりしている場合、むし歯で歯冠が崩壊している抜歯です。
単純なことですが、抜歯鉗子(ペンチのような形のもの)で
対象歯をつかむことができるかというところがあります。
また、残根になると梃子で歯を探ることが難しくなります。
かなり難しくなる場合は、
歯槽骨と歯の間に歯根膜がなく、癒着している場合
歯の根が湾曲していたり、肥大していたりする場合です。
深い位置にある親知らず
これらは術前のレントゲンで予想されるのですが、100%
判別できない場合もあります。