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2016/01/03
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よくある質問:妊娠中はレントゲンを撮れないのですか?
昨年の忘年会のお店を紹介するのを忘れていたので、紹介します。
JR吹田駅前にあるお店の
です。
細い路地にあるのでわかりにくいのですが、
駅からのアクセスもいいので、おすすめの一件です。
妊婦さんが来院されることがよくあります。
出生率が増加したということで、喜ばしいことだと思いますが、
初めての方も多く、目に見えないレントゲンの影響を必要以上に
恐れられている方も多いと思います。
一般的な考えとして妊娠初期は避けるべきである
母体の安全を考えた上で必要な被曝は行うべきである
防護エプロンは必要であれば使用する
が簡潔な回答になると思います。
クリニック内ではこのようにルールを決めていますが、
現実的には違うものと考えています。
まず、レントゲンは基本的には直線的に進み、散乱するものではないので、
頭蓋部への照射による影響はほぼないと言えます。
その理由によりエプロンはあまり意味がないと考えられます。
また、歯科でのレントゲンの被曝はわずかなもので、かつデジタルレントゲンでは
さらに少ないものです。
100mSvの放射線を一回で浴びるとDNAに影響を及ぼすと言われていますが、
歯科では50μSvの放射線となります。
1mSv=1000μSvですので、
100mSv分の照射をしようと思うのであれば、2000回分の照射となります。
ちなみに東京〜ニューヨークの旅行は約2mSv被曝するとされています。
・・という考えですが、安全に安全を考えて最初のルールで考えています。
いずれは放射線に対する認識も変わってくればルールの変更をしていきますが、
福島の事故などから放射線に対する嫌悪はやはり強いものがあります。