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2015/12/27
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インプラントについて知ろうーその42 骨移植材の能力ー

移植には骨形成能・骨誘導能・骨伝導能を考えなければならないという話の続きです。

骨形成能(Osteogenesis)はその材料自体が骨を作る能力のこと

骨誘導能(Osteoinduction)は骨を作る骨芽細胞を呼び寄せる能力のこと

骨伝導能(Osteoconduction)はその骨芽細胞を定着させる足場となる能力のこと

です。

自家骨以外の移植骨は自身が骨を作る能力を有していないので、

指揮官のように骨を作る細胞を呼び寄せ、骨を作るようにさせます。

では、それぞれの移植材がどのような能力を有しているかというと次の表になります。

理想を唱えれば自家骨が最も良いといえます。

骨形成能を唯一有する移植材であるからです。

しかし、患者さま側から見た場合、特に自家骨の採取で侵襲が大きくなり、術後の腫れや

痛みが強くなるというのはかなりデメリットが高く感じられると思います。

その他の材質でも良好な結果を得られますが、埋入窩形成時の削除骨を自家骨として混ぜて

使用することも多いです。

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