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2015/05/15
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炎症を放置すると・・・レアなケース
歯の周囲の炎症、つまり歯周炎は、その名のとおり周囲組織に炎症を起こします。
歯肉(歯ぐき)、骨です。
骨に炎症が生じると通常は骨が吸収します。
これは一般的な歯周病の病態ですが、(悪い)条件が重なると大変なことになってしまいます。
また、これは、むし歯で歯の内部に細菌が侵入した場合でも生じることはあります。
それは、骨そのものが細菌に冒されてしまい、腐ってしまう、“腐骨”と呼ばれる状態になります。
腐骨は死んでしまった組織のため吸収することもなく、体内の内部に残り、さらに骨の構造は
スカスカした、いわば巣の様になっているため、細菌の住処をなってしまいます。
このような腐骨が体内にある場合、炎症が持続してしまいます。
歯の根についているモコモコしたのが分離した腐骨、歯と一緒にとれてしまいました。
歯の股の部分から細菌が侵入して憎悪化したものです。
通常であれば、体内でも腐骨をなんとか排除しようと腐骨を分離しにかかりますので、
抜歯をしたときに腐骨ごととれてくるということもあります。
レントゲンでもモヤがかかったような明らかに違う写り方をします。
このような腐骨は本当にごくまれにしか生じませんが、しっかりとした毎日のケア、定期検診が
重要です。
特に身体の免疫機能が低下されている方などでは特に注意をするべきことの一つです。