ブログ
2015/12/26
ブログ
インプラントについて知ろうーその41 骨移植についてー
インプラントを行う際に骨が足りない場合、骨を足す方法として、ソケットリフト・サイナスリフトに
ついてお話しました。
それだけでなく、歯を失った場合、その状況に応じて、歯を支えている骨も
大きくなくなることがあります。
そのままではインプラントは埋入できない場合に骨を移植する、ということをします。
移植をする際の骨は、自家骨、他家骨、異種移植材、人工代用骨の4つがあります。自家骨(Autogenous Graft)は自分の骨を採取して移植します。
自家骨の場合、後ほど書きますが、利点が多くあり、優れたものですが、
採取する必要があるため、術野が必然的に大きくなるという欠点があります。
一方他の3種については術野を最小限にできるというメリットがあります。
他家骨(Allogeneic graft)はヒト由来の骨です。
異種他家骨(Xenograft)は他種(ウシ)由来の骨となります。
人工代用骨(Alloplast)は人工的に合成された代用骨です。
これらの骨、あるいは代用骨について、どれがいいのか、というと
実際に移植して骨へと置き換わるためには3つの機能を
考慮する必要があります。
それは骨伝導能、骨発育能、骨誘導能です。