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2015/11/10
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インプラントについて知ろうーその31 手術時の縫合針についてー
縫合糸のおまけで縫合針についてのお話です。
細かく見ると、実に多くの種類があります。
まずその中で断面の違いがあります。大きく2つあり、
丸針と角針、断面が丸いか断面が三角形かなのですが、
組織貫通性は角針の方が優れていますが、
一方で縫合時に組織が断裂しやすいという欠点はあります。
逆に丸針は縫合時のトラブルは比較的少ないのですが、
組織貫通性が悪いということがあります。
縫合針は基本的に1/2や3/8といった分数が入るのですが、これは
円周に対してどれくらいの長さかということを表しています。
またこの円の半径も多くあるのですが、好みによるところが大きく、
3/8と1/2の両者を使用していたのですが、
最近は私は3/8を使用するようにしています。
どちらかというと持針器で針を送る方が重要であるので
(送り方が悪いと針が曲がったり折れたりします)
無理ない力と方向へ針を進めなければなりません。
組織を痛めないようにすることはインプラントの成功へ繋がる
一つの要素となります。