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2015/04/09
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入れ歯について知ろう−その48−特殊な印象法:オルタードキャスト法1

本日はよしなか歯科クリニックはお休みです。

吹田の桜もだいぶ散ってきているようです。
jugemブログの方にいくつか記事で書かせて頂いてますが、
ライトアップされたさくらは神々しくていいですね。


さて、すれちがい咬合について書かせてもらっていましたが、
その中でオルタードキャスト法ということに少し触れました。

今回はその話をさせてもらいたいと思います。

オルタードキャスト法ですが、
altered = 変更された
cast = 鋳型(ここでは義歯を作製する模型のこと)
つまり模型を改造する方法です。

通常は最初に義歯作製の模型を作った場合はその模型を元として
義歯を作っていくため、模型は変更されないのですが、この模型を
一部改造をしていくという手法です。

この一部というのが義歯の粘膜面、つまり欠損部の部分を改造します。
主に遊離端欠損(Kennedy Ⅰ・Ⅱ級)の場合に用いますが、条件があります。
それは、『金属フレームがしっかりと強固でありたわまないこと』です。
メタルフレームがリジッドに作られるためには、基本的には保険では
作製が難しいのですが(バーでは剛性が劣るため)
このメタルフレームを利用することで、歯と粘膜部との被圧変位量を近似
させる手法です。
前にもお話した通り、歯と歯肉との被圧変位量は10倍違います。
工程的には少し時間を頂くことにはなりますが、その分
義歯はしっかりとします。

模型の改造の観点から言って、基本的には下顎に行います。
(上顎にできないことはないのですが)

模型をどのように改造するの??ということについては
次回お話したいと思います。




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