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2015/03/30
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入れ歯について知ろう−その39−大連結子と呼ばれる構成要素について
部分床義歯(部分入れ歯)にはツメのような金属部分があります。
これまでお話していたクラスプ、バネの部分です。
このバネの部分のところに金属の丸い突起があるのですが、これをレストと
言います。これについては後日お話をします。
今日はそれ以外の金属部分、バーやストラップ、プレートと呼ばれる
欠損と欠損、あるいは欠損とクラスプをつなぐ大連結子について
お話します。
この金属の棒それぞれの構成要素を繋ぐだけのものではなく、義歯全体の
剛性を高めて、噛んだ時に義歯が歪まない(変形しない)ようにするために
重要な部分です。
強度をしっかりともたせることが重要ですが厚く、広くすることで違和感も
大きくなります。
写真のようなバー、と言われて、下顎の場合はリンガルバー、上顎の場合は
パラタルバーと呼ばれます。
細くなるので、厚みをもたせないといけないのですが、保険での適用となります。
(細く、厚く)
一方、これよりも広くするものがストラップ、プレートと呼ばれるもので、
これらは厚みが薄い分、違和感が比較的少ないのですが保険での適用ができない
というしばりがあります。
(広く、薄く)
次回はどのように設計していくかということについてお話をしていきます。
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