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2015/02/28
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入れ歯について知ろう−その17−歯を失ったのにどうやって噛み合わせを取るの?
今日は子供たちの読書感想文の表彰式のため、途中で抜けてしまいました。
二人とも立派でした。
さて、昨日の続きですが、噛み合わせの高さを取るにはどうしたらいいのでしょう。
それは、いくつかの方法を組み合わせるのですが、形態学的なアプローチと
生理学的なアプローチがあり、これまで、様々な試みがなされてきました。
その方法は、実に20種類前後もあります。
その中でいくつか挙げると、顔の形はおおよそで決まっています。
一度ご自身の顔を鏡で見ながら読んで頂くと面白いと思いますが、
一般的に瞳孔から口元までの距離と鼻下からアゴ先までの距離がほぼ等しい
人が多く、これを利用して噛み合わせの高さを決める方法があります。
これをWillis法と言いますが、比較的扱いやすいため、おおよそでこの高さを
求めます。
また、生理学的な方法では、こういう方法があります。
これを読むと意識してしまうのですが、人間はリラックスしている状態では上の歯と
下の歯がわずかに隙間が空いています。安静空隙というのですが、これはおおよそ2-3
mmと言われ、歯を失ってもこの空間的位置は変わらないと言われています。
これ(Niswonger法)を利用しても噛み合わせを決めることがあります。
他にもいくつかの方法があり、それらを組み合わせることで決定していきます。
その中でも一番簡単な方法は何か?それは次回に続きを書くように致します。