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2015/02/22
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入れ歯について知ろう−その11−入れ歯ができるまでの流れ

最近少し難しいことが続いていたので、簡単なお話をします。

入れ歯ができるまでの流れというものです。

入れ歯の種類もいくつかあり、状況によって省略されることもよるのですが、
スタンダードな流れとしてお読み下さい。


●一度目の型取り(概形印象)
 おおまかに型取りをします。以前にお話しした選択加圧印象ではなく
 無圧印象という分類になります。
 既製の型ワク(既製トレー)を使用してとります。
 これからできる模型から入れ歯の設計を考えます。
●二度目の型取り(精密印象・最終印象)
 入れ歯を作成するための型取りで、選択加圧印象を行います。
 それぞれのお口にあった型ワク(個人トレー)を使用します。
 よしなか歯科クリニックでは義歯の製作には必ず個人トレーを使用する
 というこだわりを持っています。
 それほど個人トレーは重要であります。
●噛み合わせ(咬合採得)
 入れ歯の噛み合わせをとります。
 歯が多く残っていると二度目の型取りのときに一緒にできますが
 少なくなると咬合床という噛み合わせをとる装置を製作して
 噛み合わせをとります。
 難しい場合は2回に分けることがあります。
●仮合わせ(試適)
 歯を並べた状態が適正であるか、金属部分を適合が良好であるかを確認します。
 すんなりいくとすぐに終わりますが、大事な工程です。
 この仮合わせの工程も2回に分けることがあります。
●完成
 ようやく新しい入れ歯が入ります。
●調整
 完成で終わりではないの?と思われるかもしれませんが、歯ぐきと馴染み、
 しっかりと使いこなせるようになるまでに何度が微調整が必要な場合があります。
●定期検診
 まだ終わりではないの?と思われるかもしれませんが、定期検診が必要です。
 定期的な検診を行って、追加処置が必要であれば早期に発見します。


完成までの各工程では約1週間ずつの間隔が基本的に空きます。
つまり、完成までは1ヶ月程度かかることがほとんどです。
もちろん、状況によっては伸びたり、短くなったりします。



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