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先生、親知らずって抜いた方がいいですか?パート5ー二回法について
今日は節分ですね。
よしなか歯科クリニックでも節分イベント(スタッフだけですが)をします。
みんなで恵方巻きをかぶりつきます(笑)
さて、、、豆を〇〇粒食べなければ・・
外部ブログで節分の豆知識(豆なだけに)を書いています。
それはおいといて・・・
もう少し親知らずのお話が続きます。
神経に近接している歯について、やはり神経のしびれのリスクを承知で抜歯をすべきなのでしょうか?
回避方法は実はあります。
それは抜歯を二回にわけることです。
親知らずはたいがい途中でひっかかっていることが多いのですが、神経と重なっている場合は段階的に歯をとっていきます。
一度目の手術でひっかかりの部分だけを切除します。手術はこれだけで終わります。
根は一旦残したままにします。
ひっかかりの部分がなくなると親知らずはしばらくすると生えてきます、いわば伸びしろを
作ってあげるといったところでしょうか。
手前の歯に近づくころには神経までの距離が十分に確保でき、安全に抜歯が
行えるようになるということです。
しかし、二回の手術を行わないといけないこともあり、選択される人はあまりいません。
また、切削をした部分に感染をおこしたりしないように注意する必要があります。
しびれが残るリスクをとるか、手術を二回することをとるか。
私たちとしては後者を選ぶ方がよいと考えますが、非常に難しいところではあります。