ブログ

ブログ

2014/12/22
ブログ

マウスガードの深〜い話

もう今年も10日をきりましたね。
ラストスパートです、みなさん頑張りましょう。
よしなか歯科クリニックも頑張ります!



マウスガード、外傷予防として着用が義務化されているスポーツもありますが、義務化がされていないものもあります。
歯はサメなどとは違って唯一無二のものであり、どれだけイケメンでも
その印象を大きく変えてしまうので、是非つけて頂く方がいいと思います。
クリックすると新しいウィンドウで開きます
鳥山明先生は歯の大切さを随分前から訴えられています(笑)


ところでマウスガードは現在はエチレンビニル共重合体(EVA)を用いるのが一般的ですが、その厚さはどれぐらいがよいのでしょうか?
厚さは3mm以上必要とされています。

さらに脱線しますが、歯科医院で製作するマウスガードはどのように作るかご存知でしょうか?
先ほどのEVAシートを軟化させて、吸引器または加圧器で模型にシートを圧接することでできます。
時間はかかるのですが、かなり簡単にできます。
(いつか夏祭りイベントなどで実演をやってみたいのですが・・)

で、話戻りますが厚さは3mm以上必要なのですが、シートを軟化して圧接するので、オリジナルの厚さよりは引き延ばされてしまいます。
ということは厚さ3mmのシートを使用すると所定の厚みを持たせることはできないので、4mmあるいは5mmのシートで圧接します。

ではどんな競技でも同じマウスガードかというと実はいろいろバージョンがあります。
外傷予防という面で言えば、コンタクトスポーツでは前方部の厚さを十分に確保する必要があります。しかし、フェイスガードをしているスポーツの場合では前方部からの衝撃はほぼないので下方からの突き上げ、つまり噛み合わせの面を考えて作ることになります。
ウェイトリフティングであれば噛み合わせを一番に考慮したものにします。
あとスポーツではないのですが、夜間の食いしばりが気になる方も噛み合わせの面を最重視します。
ホワイトニングのトレーであれば、ホワイトニング剤を留めるためだけでよいため、厚さはかなり薄いもの(成型後1mm以下)になります。
(こういった細かい作り方のコツはあるのですが、それは若干専門的になるので割愛します)

同じようなマウスガードに見えても細かい配慮が隠されていたりします。


 男女で着用義務が異なるスポーツがあります。ラクロスは男子はフェイスガードを着用するのに対して女子はしません。個人的には女子にもフェイスガードを義務化した方がいいと思うのですが・・






アーカイブ

大阪吹田市寿町の歯医者ならよしなか歯科クリニックへ