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2014/11/08
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入れ歯について

ほぼ毎日、とは書いていますが、今のところ毎日更新中です。

よく言われるのは「入れ歯は動く」「入れ歯は噛みにくい」「入れ歯で噛むと痛い」ということです。


補綴に携わってきた私の経験的なものですが,入れ歯(以下,義歯とします)が
合わない・噛めないと言われている方のほとんど(8〜9割)はなんとかなることが
多いです。義歯を工夫して製作して落ち着く人が多いと考えています。


なので、特別な希望がない限りは私は保険にて義歯を製作することが多いです。
その後、どうしても特殊な問題がある場合に自費の義歯製作へ移行することもあります。



さて,例外とはどういうものか,というと

・入れ歯を入れたら気持ち悪い
 保険の場合義歯が厚くなります.違和感が大きい方の場合は保険の義歯で
対応できないことが多いです.自費の場合,厚さをおよそ1/10に減らすことが
できますので,その場合は自費の義歯をおすすめすることになります。
 また,義歯自体に拒否をされる方の場合はインプラントという方法をとる
こともあります(ただし,インプラントが必ずできるとは限りません)


・義歯の金具が見えるのが気になる
 金具が見えにくいように工夫した義歯を製作することになります.また,近年
ノンクラスプデンチャーというものが登場しました.ただし,ノンクラスプデンチャー
については使用を注意する必要があります。
 模型を使って事前に説明を致しますが,それでもバネをかけるのが
嫌な方は上記と同じくインプラントという方法があります。



和田精密 技工所Hp
http://www.labowada.co.jp/lineup/products/smart_denture.html
日本補綴歯科学会の見解
http://hotetsu.com/j1_01.html


・義歯に重さを感じる
 稀ですが,義歯が重いといわれる方も折られます.
 その場合はチタンという金属で義歯を製作することでかなり軽量化できます。


・すれ違い咬合
 簡単に言うと「歯と歯ぐきが向かい合っている噛みあわせ」のことです.
 歯と義歯が噛みあうため,義歯に相当の力が加わり,義歯が割れることがあります.この場合は自費の義歯にて頑強な義歯を作ることで対応します.もしくはインプラントで対応する場合もあります..


・金属アレルギー
 金属アレルギーの場合,使用可能な金属から義歯を製作していくことなります.
 保険診療で使用するクロム・コバルト・ニッケルという金属は比較的アレルギー反応が出やすいといわれています.逆にチタンはインプラントで使用するぐらいアレルギー反応は少ないといわれています。
※全くないわけではありません。

——ではなんでもかんでも自費の義歯にしていくか?というとそうではありません。
必ず,残っている歯について検査を行います.自費の義歯にも欠点があり,それは"修理がしにくい”(できないではありません)ことです・せっかくいい義歯を作ってもすぐに使えなくなるのでは意味がありません.
当院では,最初に残っている歯を治療してから義歯を製作していくようにします(ただし患者さまと相談の上で希望により先に義歯を製作することもあります)

クリックで挿入
この症例では上の義歯が重いということでしたので
チタンを使っています。
クリックで挿入
また,下についてはバネが見えるのが気になるとのことでした。
特殊なバネを使っています。
また,磁石も使っています。
先にも書いていますが,ノンクラスプデンチャーの場合,金属で
しっかりとさせることが大前提になります。

クリックで挿入

このようにバネは見えないようになりました.

金属床(コバルトクロム,チタン)   150,000〜250,000円
ノンクラスプデンチャー 200, 000円〜


その他 オプションについてはご相談下さい。


ーー
よしなか歯科クリニック 
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  〒564-0036
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